子宮蓄膿症の危険なサイン2020/08/22 (Sat)
子宮蓄膿症とは、子宮内に細菌が増殖し膿が溜まる命に関わる病気です。
避妊手術を受けていない中高齢の雌犬の約25%が発症すると言われています。
主な症状は発熱や食欲不振、多飲多尿などです。
また、主な症状の一つにオリモノが見られることがあるのですが、子宮頚管という部分が閉塞している場合オリモノは出ないため発見が遅れることがあります。
根治治療は外科手術によって子宮を取り出すことです。
ただ、高齢であったり全身状態が良好でないと、それだけ麻酔のリスクや術後の回復など通常に比べハードルは高くなります。
そうならないためにも、若いうちの避妊手術は非常に重要だと考えています。
若いうちに行えば麻酔のリスクも比較的低いですし、術後の回復も早いです。
「病気でもないのにおなかを切るのはかわいそう」という方もいらっしゃいますが、将来おうちの子の命を危険に晒さないためにも、一度手術を検討してみてはいかがでしょうか?
動物看護師 渡辺